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弁護士

講義も昨日で終わり、あとは試験を残すのみとなりました。

今学期は、実務家教員の先生の講義が多かったのですが
その中の、2人の弁護士教員の先生が今学期で退任なさることになり、
しかも、ちょうど私の受講していた講義が、
その先生の最終講義という、ちょっとした幸運に恵まれました。

最終講義の最期では、
弁護士のあり方について語ってくださりました。
お二人の弁護士としての信念が垣間見れて
心に響くものがありました。

やはり、優秀な弁護士の方は、確たる信念を持っているのだな
と思いました。

人間の行動を統制するもっとも効果的な力は
その人の意思そのものであって、
外部的なプレッシャーによる統制では、
その人の意思に基づく統制よりも、行動の質が下がると思います。

たとえば、自分は法律を学んで、まだ法制度が不十分な国で
法整備支援をして、社会貢献するんだ、
という信念を持って勉強している人と
組織の中で仕事するのが嫌だから弁護士になろうというような後ろ向きな意思しかなく
勉強している人とでは、
その意思にもとづく行動にはその質に大きな差があると思います。
もちろん、その意思の深さにもよるのですが。
(絶対組織の中に入りたくない。おれにはこの道しかない、という深度になっていれば
後者でも相当なものになるように思います)

前述の2先生は、非常に立派な信念を持っておられました。
見習いたいと思います。

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一行問題

旧試験では民訴はずーっと一行問題が出ています。
けれども、新司法試験ではもっぱら事例問題が出題されているので、
(といっても、実質的には一行なのでは?とも思えるものもありますが)
旧試の問題演習を行う人も、事例問題しか解かない、という人が多いようです。

しかし、民事訴訟法は、各概念の理解と
その体系上の位置づけ、他の概念との相互関係
といったものが非常に重要視されていますよね。
だからこそ、旧試では、今でも一行問題が出題され続けている訳です。

そして、新司法試験になっても、やはり、民訴においては、各概念の理解とか
体系上の位置づけ、相互関係というものは当然重要視されていることが伺えます。

司法試験委員の先生の話では、
一行問題を出題することも可能である、との合意が獲られたそうです。

そうすると、旧試の一行問題を検討することは、
必須の作業ではないかと思います。
これによって、各概念の理解等を深めることが出来ますので、
それは、事例問題を解く上でも非常に有益だと思うんです。


こんな風に私がプッシュするのは、
自分が嫌がって全然解いてなかった一行問題を解きだしてみたら
民訴の理解が明らかに深まったからなんですけどね笑
主には、複数の制度の連関を理解できるというところが、
ただ教科書を読んでいるだけではなかなか得られない効用でしょうか。
いまエラソーに語ったことは予備校やら先輩やらから聞いてはいたのですが
やりたくないからやらなかった。
事例しか出ないから事例だけやればいいと思っていた。
けど、事例問題しかやってないと事例問題も解けないんですよね。
変な話ですけど。

という訳で、一行問題はおすすめです。

会社法の本

今期は複数会社法のテストがあります。
それのテスト対策をはじめてみて、
会社法の本は、どれか一冊にしぼるのが難しいなぁ
と改めて思いました。

今までは、ガバナンスとファイナンスに分けて講義がありまして、
ガバナンスについてはWセミナーの「コンパクトデバイス」
ファイナンスは、宣誓のレジュメを元に講義内容やさまざまなテキストから情報を打ち込んだもの
でA+を奪取してくることができました。
もちろん、江頭先生、前田先生、神田先生の教科書に、百選を併読しています。

ちなみに、ガバナンスに限っていえば、コンパクトデバイスはまとめノートとしてはかなり有用です。
予備校本を意味もなく毛嫌いする人もいますが、それは損をしていると思います。
ちゃんとした理由があって使わない、というのが正しい姿かと。
ちなみに、組織再編にはおもいきり嘘が書いてあるので、そこは使ってません。

本題に戻すと、このように、ガバナンスとファイナンスで使ってきたツールが異なっているんですよね。
基本書も、3冊つかっていていますし。
主には前田ですが、しかし、江頭先生も結構読みます。
何かに一元化したいのですが、
前田先生も江頭先生も分量が多すぎるように思えるし、
(司法試験委員の先生が、江頭先生のテキストは通読向きじゃない。辞書とおっしゃった。)
逆に、神田先生は薄すぎるんですよね。
龍田先生も評判がいいようですが、いまさら、新しい本に手を出す気にもならない。

そして、レジュメ作ろうにも、ガバナンスはまったくないので、一から作る必要があり、
これだと時間がかかりすぎるようにも思う。
それだったら、前田、江頭で読むところを決めておくほうがいいか、とも。

うーん、この科目だけは本当に悩ましい…。

新株発行の無効事由の考え方~総論~

ある講義でとてもよい勉強になったので、メモ。


無効事由は法定されていない。そこで、解釈によることになる。
そして、基本的には、一旦発行されてしまった以上、取引の安全、法的安定性の観点から、
重大な違法がなければ無効とはできない、という風に考えられている。

ここで、無効事由を考える際の、対立利益は、株を買った人の利益と、既存株主の利益。
さらに具体化すると、

株を買った人の利益=取引の安全、内部的手続制限
既存株主の利益の考慮要素=差し止めの機会の有無、金銭的解決の可否

となる。結局、考慮する要素は、

①取引の安全
②差止めの機会の有無
③金銭的解決の可否
④内部的手続制限

となる。

①はいうに及ばず。これがなかったら資本主義社会は破たんする。
そこで、既存株主において、これを打ち破れるほどの利益が害された時に、はじめて無効となる。

②は、株主に困った新株発行を止める手段を与えているのに、
それが行使できない状況下で発行されてしまったのなら、そりゃ、無効にしてあげなきゃ、
何のために会社法が差止めを認めてあげているのかわかんなくなっちゃうじゃない、という話。
だから、この場合には、取引の安全を打ち破って、無効となる。
最判平成9年1月28日はこれの一例。

③は、損害受けても取締役の責任追及したりで金で回復できれば、
取引の安全を害してまで無効にしなくてもいいよね、ってこと。
つまり、金で解決できちゃうときには、取引の安全の方が守られるべきということ。
たとえば、見せ金など。

④は、内部的手続制限って、もともと取締役ができる権限を制限しているだけでだよね、
で、なんで制限してるかと言ったら、株主の利益に影響のあることだから、
株主さんの了解とりましょう(株主総会)ということだったり、
代取の権限濫用を防止しましょう(取締役会)だったりするわけだ。
だけど、もともとその人ができる行為をしたんだから、内部制限を課して守ろうとした利益は、
その時に取引の安全を打ち破ってまで守ろうとする利益じゃないよってこと。
だから、無効にはできない。もっとも、この考え方からすると、もともとできる行為じゃなきゃだめで、
代取じゃなくて平取が勝手にやったら無効。

この4要素から、無効事由を解釈していくことができる。



具体例について、後日またまとめます。

マーカーのひき方

慶應の平野先生の司法試験受験生時代のやり方。
参考にメモ。


平野 基本書が中心で、十回ぐらいは読まなければ
いけませんね。徹底的に。それから、私が合格した唯一の
原因は基本書の中にあり、次のようなものなのです。
それは蛍光ペンで色、形で記号を分類し、
基本書の著者の結論を赤の星印、理由を赤丸、
その反対説の結論を緑の星印、理由を緑の丸、そして、
錯綜する学説を第三者的立場から説明する部分で
著者の結論と一致するものに紫の星印、理由で一致
するものに紫の印をつけ、
その他、立法趣旨には青の星印、解釈の指針
にはオレンジの星印、概念は赤の四角、
解釈上の争点は二重丸でそれぞれチェックし、
棒線も色分けし、判例は黄色、条文の文言
そのままは青、条文を解釈レベルまでいかない程度に
砕いて説明した文はオレンジ、そして解釈上の争点が
生じる原因にはピンクをそれぞれ引いた。
この方法によれば、論文対策は必要でなく、
基本書を読むことで、答案構成ができるし、速続も
できるのです。この方法で、一日十時間ぐらいで、
二時間ずつほどで七科目やりました。

本を読み込むということ。マスターするということ。

今週は、補講が2つもあるせいか、
なかなか講義の負担が重いです。

1日1通答練も、試験前ということもありますし、
しばしお休みですかね。
ただ、要件事実の問題や、定期試験とかぶる範囲での問題はこなしていきたいなと思います。

ところで、要件事実は、問題研究と類型別を徹底的にマスターするのがいいよ、とよく言われます。
しかし、ここでいう「徹底的にマスター」ということがどういうことなのかが問題だと思います。
これは、よく合格者の方が「基本書を何度も読むのがよい」などと」言いますが、
それは、文字通りただ読めばよいということではないはずで、それと同様のだと思います。

すなわち、「マスター」する「読む」ということは、
そこに書いてあることを、ただ読んで、理解し、覚えるということだけではないのではないか、ということです。
なぜならば、そこに書いてあることだけを理解して覚えても、
そこに書いてあることしか分かるようにはなっていないからです。
つまり、未知の問題に立ち向かう能力が養成されないのではないかと思うのです。

そこで、そこで展開されている議論を理解し、覚えるだけでなく、
その議論における、「発想方法」「思考方法」を理解することにつめることが大事ではないかと思います。
そうすることで、別の論点であったとしても、それまでに出会った「発想方法」「思考方法」を使って
解答を導くことが出来るのではないでしょうか?
このような態度で学習に努めることによって、はじめて
「民法のものの考え方」や「要件事実のものの考え方」といったような、
各分野における考え方を修得することができるのではないか、
それによって、はじめて法律を使いこなせるようになるのではないか、と思うようになったのです。

司法試験においては、出題される論点は有限ですから、
覚えきることも不可能ではなく、
「知っているかどうか」
で対処しきることが十分に可能だと思います。
しかし、実務に出ればそんなことはありえないわけです。
そうすると、ものをいうのは、その法律の「発想方法」「思考方法」を習得できているかどうか、
あるいは、その法律の「発想方法」「思考方法」をいかに正確かつ迅速につかめるかが大事なのではないでしょうか?

そうだとすれば、普段からその意識を持って学習することが大事だといえるでしょう。
また、司法試験委員としても、そう考えているからこそ、「未知の論点」を出題したりするのではないでしょうか?

そして、このような観点から、「類型別のマスター」について考えてみます。
たとえば、類型別には「a+b」の話などは載ってはいません。
しかし、明示的に「a+b」という議論として項目立てて説明されていなくとも、
その発想方法は、具体的に「a+b」になっている場面において、説明されているのです。
このときに、この論点ではそうなのだ、と理解するだけでは、「マスター」したとはいえないでしょう。
別の論点で同様の状況が生じていても、論点ごとの知識としてインプットされているため、
「発想方法」としてアウトプットすることができないからです。

逆に、ここの議論における説明を読んでいるときに、なぜそう考えるのか、
ということを正確に理解し、「発想方法」「思考方法」としてもインプットできれば、
別の論点であっても、あの「発想方法」がこの場面でも適用できるのではないか?
という風に考えていくことが出来るようになるのではないかと思います。
それができることによって、解説を読んだことのないような主張についても、
論理的に正しい解答を導けるようになるのだと思います。

おそらくこれは無意識的に相当程度は行われていることであろうとは思います。
例えば、民法の取引分野の解釈において、
「取引の安全のために取引をできるだけ有効にしよう」
というのは「思考方法」の一つであるといえると思います。
そして、それは、あえて「思考方法」などといってくくりださなくても、
殆どの人は、取引においては取引の安全が大事なんだということは頭に入っていて
そのような理由付けを基本書や判例で見れば、
「またか」とか「そうだよね」とか「やっぱり」
とか思うことでしょう。

ここまでメジャーでないものについても、そのレベルにまで落とし込めるようにするには
日々の学習で意識的に取り組む必要があると思います。


というわけで、昨年の春くらいから、思ってきたことですが、
冬休み中に類型別を読みながらやっぱりそうだなぁと思ったので
ちょっと文章化してみました。

冬休みももう終わり

なんだかあっという間です。
学校が始まるという現実が受け入れがたいですね。
長期や墨の中でも、とりわけ、この冬休みというものは
短い上に、終わるとすぐに恐怖の提起試験が待ち構えているということで、
元日をすぎるともう緊張感が出てくるのです。
なので、なかなかリラックスができない。
その割りに、親戚の家に行ったり、
地元の友人たちと飲んだり
やるべきこと(?)がいろいろとあって、
なかなか勉強もはかどらないんですよね。

戦わなくちゃ、現実と。

ということで、この冬何をやったか。書き出してみましょう。

問題研究要件事実         1周
紛争類型別の要件事実      1周(ただし、借地借家などの細かいところは飛ばした)
要件事実論30講          第9講まで
債権総論(中田裕康)       上3つで扱われる部分を中心。(相殺出てたら相殺全部といった具合)
民法の基礎2 (佐久間毅)     同上
基本講義債権各論(潮見佳男)  同上
事例研究行政法          10問
宇賀・塩野・桜井・ケースブック  問題演習に必要だった部分を中心。
刑事訴訟法講義(池田・前田)  後半手続から全部
刑訴判例百選・ケースブック   上で出てきた判例
肢別本(刑訴)           上にあわせて
商法のレポート           まだ途中
短答模試               226/350
民事訴訟法             まとめノート通読

大体主要なのはこんなものでした。
うーん、やはりちょっと不満が残る。
怠けたわけではないけど、他に時間を取られちゃった。
商法と民訴法ができなかったし、
授業の復習もしたかったのだけど。
ただ、要件事実の基礎をみっちり勉強できたので、
あとはこまごまとしたものを押えていけばよい。
そうすると、要件事実の2科目は、なんとかなりそう。
商法系が2科目あるが、これはもとから得意科目なので、
会社法入門(前田庸)を通読と江頭の重要部分を読んで、あとは会社法100問で
答案構成すればよいだろう。
行政法は事例研究をやりこんだので、大分カンがつかめてきた。
あとは知識の正確性を高めたい。
民訴法はちょっと手薄になったので、週末を利用して磨き上げよう。
刑訴は今期の試験範囲である主要な手続は抑えたので大丈夫だろう。

うん、まぁなんとかなるかな。



謹賀新年

あけましておめでとうございます。

『紛争類型別の要件事実』を読んでいたら2009年になっていました。
11時50分には終えて家族と過ごすはずだったのに、
誰も呼びに来ない悲劇。

お正月といっても、月末にはすぐに定期試験があるし
あくまで受験生でもあるので
のんびりはできないですよね。

必要的な勉強に追われずに正月を過ごせるようになりたいです。


ところで、類型別は2週目になりまして
大分頭に入ってきてはいるのですが、
しかし、要件として適時する内容は分かっていても
それをどう書くのか、ということは分からないんですよね。
記載例をある程度は覚える必要があるのかな。
プロフィール

ログヨミ

Author:ログヨミ
判事補。
https://twitter.com/roguyomi34

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