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リーガルクエスト会社法

4月10日発売だそうです。

http://blog.livedoor.jp/leonhardt/archives/50667983.html

大杉先生のブログの説明を読むと
とてもよい本に思えてきますね。

会社法はまとめ本というか、通読用の本がないので
(神田先生の本は個人的には使えない)
期待大です。
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基本書通読

新司法試験の受験勉強の王道は基本書の通読らしい。
試験委員が旧試時代と違って通読してくださいといっている。
だから、通読しないわけにはいかない。

しかし、どうも通読は苦手だ。
読んでいても頭に入ってくる気がしない。
通読するのが好きな人もいるし
それで頭に入る人もいるようだ。
そういう人は新司法試験に向いているのかもしれない。
うらやましい。

うらやましがっているだけでもしかたないので、
昨年辺りから通読を試みている。
読んではいるが、やはり定着率は悪い。
肢別本を併用することで定着率を上げることはできる。
しかし、本を読んでいるその過程での定着率というか
効率はあまりよくないようだ。

個人的には演習をいっぱいやるほうが向いているようだ。
頭を動かしている感じがよい。
必死に考えるから頭が動く。それゆえ、脳に思考の道筋や知識が刻み込まれる。

判例読みは通読に近いが、事案を読んだ際に自分の頭で法律構成するため
問題演習に近い頭の使い方をしている。
そして、その法律構成と判旨の異同、優劣、その根拠を考えている。
そのためか、基本書読みと違い、判例の定着率は妙に高い。
通読嫌いの自分の新試に適合的なセールスポイントの1つである。

判例読みの定着率がよい理由が、頭を動かしていることにあるとすると、
基本書を読むときにも受動的に情報をただ頭に入れて行くだけにしないで、
主体的に頭を動かすようにすればよいのではないかと思う。

だが、どうやって?

思いついたのは、
常に具体的な事案を想定してみること。
単純な制度説明をしているときに、具体的な事案を想定してそれにあてはめることをやってみる。
そうすれば、根抵当は極度額が~っていう説明も、
ただ「ふ~ん」って読み流すだけでなく、
AさんがBに根抵当つけて~って考えながら読めば、
法適用の思考経験を蓄積しながら教科書を読める。

という訳で、明日からこれで行ってみようと思う。
ダメならまた考えよう。
もしかしたら時間がかかりすぎてダメかもしれないし。
ただ、辰巳のLIVE民法で貞友先生が具体的な事例が思いつけるように
常に勉強すると択一に強くなるといっていた。
だからきっと効果的だと信じている。



それと、そろそろまとめノート的なものを作ろうと思い至った。
といっても全科目ではない。
いろいろな教材で勉強したために情報が分断している科目に限ってだ。

とくに、刑訴。
刑訴はやばい。
色んなものに手を出して勉強した。

池前、田口、コンパクトデバイス、百選解説、令状基本問題集、演習刑訴、
酒巻論文、酒巻論文や演習刑訴で参照されている論文などなど。

あまりにも情報が散在している。
さすがにこれはどうしようもないので一元化しなければ。
去年の張るくらいにちょこちょこ酒巻論文をまとめていたので、
ここに情報をドバドバ付け加えることにしよう。

まとめノートはよい。
時間がかかるのはネックだが、
まとめる過程で自分の思考を整理できる。
整理できなければまとめられない。

ロースクールの刑法は全て最良の成績をいただいたが
刑法総論&刑法各論の思考方法とにらめっこしながら
自説と他説をまとめ上げたノートを覚えこんだおかげだと信じている。

しかし、時間がかかる。
コストパフォーマンスを考えなければいけない。

うーん。
各科目、重要論点だけでもまとめノートをつくろうかな。
あとは、メインの教科書の弱いところだけ纏めノートつくるのもよいかもしれない。
というか論点まとめノート作って
それに加えて薄い本を一冊読むというのも本番前にはよいかもしれない。
たとえば、江頭の重要部分をまとめて、後は100問にするとか。
有斐閣憲法の大事なところだけまとめて、後は和之本にするとか。
山本契約法の重要部分をまとめて、後は潮見本にするとか。
佐久間民法をまとめて、後はダットサンにするとか。
しかし、これをすべてやるのは無理っぽい。
優先順位つけてやることになるかな。

気を引き締めなおす

新司法試験の択一を、時間通りに解いてみた。
民事系は1時間、公法で30分、刑事で15分時間が余った。
旧試時代のように時間に追われることはなさそう。

ただ、民法の短答の勉強を半年以上していなかったのと
もともと民法の択一が苦手(ただ勉強不足であるだけなんだろう)なのとで
ボロボロだった。商法、民訴法でカバーして106点。

民訴法は肢別本で勉強してきたので取れて当たり前。
商法もしかり。

公法は64点。憲法の統治まで肢別本の学習が進んでいないのと、
行政法総論が半年手付けずなのが原因。

刑事系は71点。刑法は1年~半年以上ほったらかしなのになぜか解ける。
刑訴法もなぜか解ける。
とはいえ、これからまだまだ知識を詰めていく必要がありそう。

結果としては、241点。

悪くないのかもしれないけれど、
肢別本やっての結果だし、そんなよくもない。
まだまだ勉強がたりませんね。

とりあえず、民法から初めて、恒常的に肢別本を解き続けようと思う。
それに加えて、判例学習と、基本書読みですね。

問題演習の話

民事法は大体終わりました。
前はブログで各設問についていろいろ書いていたんですが
飽きたので(笑)やめてしまいました。

民事法が終わってしまうと、民事系はもうやる問題集がない感じ。
私は旧試の問題は、直近のいくつかを除くと全て解いてしまっているし、
中には4回5回解いている問題もあったりするくらいなんですね。

そうすると、やる問題集がなくなってきた。
民事系に限らず、他の科目も状況は同じです。
どうしよう。
何かいい問題集ないかなぁ。
刑法、刑訴法あたりで、何かよいのないだろうか。
探してみよう。

判例学習について

巷では判例学習が流行っているようです。
上位合格者の方がその効用を説いてるからみたいです。

私も判例学習は必要不可欠だとは思うのですが、
ただひたすら判例を何回も読みまわすのはどうかと思います。
判例を知るのは大事ですが、丸暗記するのものではないと思いますし、
判例追従の姿勢が出てしまうとしたら、それは危険でしょう。

実務上は判例に従った処理がなされる以上は
判例を知るのは必要です。
しかし、過剰に判例にこだわりすぎるのもどうかと思います。

判例は、ある問題に対する解答の一例である、
という割り切りをした上で読み込むのがよいように思います。
それだけ知っていれば試験で十分な解答が出せるものでもないと思います。
ちゃんと、判例の理解をした上で、さらに、学説などからの批判なども
きっちりと勉強する(覚えて頭に入れるかどうかは別として)ということをこなさなければ
あまり意味はないと思います。

新司法試験の問題をみると、
今年の民事系などは、判例を知っているからどうなるというものではありません。
基本的な法律の理解ができているか、それを前提に論理的思考が働かせられるか
にかかっていたように思います。
判例ばっかりただ読んでいるだけで高得点が取れる試験でもないでしょう。

理論をきっちり頭に叩き込み、身にしみこませるのが一番大事で
理論の運用の一例、現実の例として判例を位置づけて
勉強してゆくのがよいように思います。

三段階審査

待ちに待った本「憲法上の権利の作法」が遂に発売されまして
先日早速購入し、現在半分ほど読み終わりました。

http://www.shogaku.com/books/data/064.htm

とてもよいです。
今まで自分が抱いていた憲法判断の方法への疑問がどんどん解消していきます。
三段階審査の本、ということで
ドイツの議論を用いているのですが、
日本の判例を無視した議論が展開されているわけではありません。

むしろ、ある概念の説明のあとに
即座に日本の判例の該当部分が引用されており、
日本の判例を三段階審査で構成しなおす作業が行われています。
ある議論の説明後に、直ちに、日本の判例による実例がわかりやすく
提示されているので、学習効果も非常に高いです。

新司法試験ではとりわけ憲法判断の方法が重視されています。
適用違憲、合憲限定解釈などはもちろん、
第三者の意見主張適確も出題されています。
この本では、これらの手法についても、実例付きで
理論的基礎から説明されています。

これは「買い」です。

帰省

実家に帰省してまして、しばらくブログをほったらかしてしまいました。
やはり、実家に帰るとどうしてものんびりしてしまいます。
ハリーポッターを全部見てしまいしました。
でも、リフレッシュができてよかったです。

基本的にのんびり屋な性格なので、
せかせか生きてる人のいない所へ行くと、
本性が出てしまいます。

やはり、人間は環境の生き物ですよね。
ローでせかせか勉強している人たちと一緒にいると、
自分もやらねば!という気になります。

優秀な友人たちと一緒にいると、
自分ももっともっと勉強しよう、という気になります。

恵まれた環境にいるなぁと再認識しました。

帰省中には憲法の肢別本をやってみました。
ローで判例を馬鹿みたいに読まされてきたのと、
趣味的に論文を読み散らかして、憲法の発想になれたせいか、
えらく簡単でした。
旧司時代は苦手だったんですけどね。
やはり、憲法は理論を分かった上で、判例を読み込む、
しかも、裁判官の思考過程をトレースするつもりで読み込みのが大事だなと思います。

問題集について

民事法をやっているということで、
民事法についての感想を求められたりするのですが、
ちょうどいい機会なので、問題集の選択についての私見を述べてみたいと思います。

私見は、

相対評価の試験において、受験生の大半がやってる問題集は絶対やる
問題集の良し悪しは選択の基準にならない

ということです。

個人的には、民事法は、それほどよいとは思いません。
問題自体、あんまりよいものではないです。
旧司法試験の方がはるかに良問だと思います。
佐久間先生の教科書の設例などと何が違うんだ、と思ってしまいます。
解説も、よいものはなかなかよいですが、
ダメなものはもう読む人のことを全く考えてないです。
本の趣旨をわかってるのか疑ってしまいます。
問題文の事実を全然評価しないで法律論において自説を披露したあげく、
問題への一応の回答すら示していなかったり、
問いにこたえてすらいないものもあります。

でも、これを多くの受験生がやるわけです。
こういう問題にはこういう論点があって、こういう議論がある、というのを押さえてくるわけです。
それを自分だけ知らない、というのはそれだけで不利なんです。
だとしたら、やるしかないんだと思います。

事例研究憲法なんかは、正直どうにもならないような解説になってるところがいっぱいあります。
率直に言って、何を考えてこんな解説書いたんだろう、
こんなもの世に出して恥を書くと思わなかったのか?
って思います。
でも、これを受験生の大半がやるのであれば、自分もやらなきゃダメなんです。

相対評価だから。

民事法は、まだ問いに答えてないとか、あてはめがないとかで、有害とまではいえませんが
事例研究憲法はあまりにも抽象的論の空中戦をやってるところがあって、
これでは相当な実力者じゃないと誤解してしまうだろうというような点がいっぱいあります。
抽象的な憲法論を具体化させるのが解説の仕事なんじゃないでしょうか。
手抜きなのか、執筆者にその程度の力しかないのか…。

という訳なので、ダメな問題集であろうと、大半の受験生が使用しているなら
受験戦略上は、使わざるを得ないわけですが、
その科目の実力者とゼミを組むとか、先生に質問するとかしないと逆効果になる可能性があります。

その点にだけは気をつけて、問題集をこなしていくしかないんだと思います。

要は、みんなが知っていることできることは自分もできなきゃダメなわけです、
相対評価の試験では。
だから、みんなが解ける問題は解けなきゃダメなわけです。
だから、みんなが解いてる問題は自分も解かなきゃダメなわけです。
ただそれだけだと思います。
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