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山口先生が

知識理解は自分の青本で足りますとおっしゃっているとの確かな情報をいただきました。
総論は枠組みを理解し頭に入れとくことが大事で、これは青本でできる。
各論はどこまでも細かくなっていくから、ある程度以上は趣味の世界になるが、
そのある程度は青本で学べる。

青本+判例の理解で新司法試験に必要な基本的な理解と知識は十分。
これに加えてこれを「運用」する訓練をする際に、事実の評価などを学べばよい、
ということみたいです。

上位答案を見ても、学説をあーだこーだ言ったりはしてませんし、
とにかく判例をにらみながら筋の通った理論で事実を適切に評価しているものが
高評価を得ていますよね。

刑法基本講義総論各論が今一個人的に気に入らないので、
山口青本を買ってみようかな。行為無価値だけど。
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今でも

論証とかを思い出すときに、
頭に無意識的に浮かぶ映像イメージは、学部時代に読み込んでいた予備校のテキストの該当頁。

なんだかんだいっても、自分の頭にある法律の知識のコアはこれらしい。
法科大学院の理念からは程遠い。
養殖モノで申し訳ありません。

適用審査と文面審査

アカデミックなタイトルですが
ここで適用審査文面審査の内実について語るわけではありません。

昨年の公法系のヒアリングを読まれた人ならば

「当該処分の違憲性から過度の広汎性等の理由で法令自体の違憲性へと進むアプローチ」

という一文を目にして、大抵の人は目が点になったんじゃないかと思います。
このような適用審査→法令審査というアプローチはおろか
法令は合憲だとしても、しかし適用上はどうか、というアプローチすら、
従来の受験生には不慣れなものだったはずです。

というのも、最高裁自体が適用審査そのものを全くやろうとしませんし
(猿払事件で1審の適用審査を批判してますね)
受験生のスタンダード芦部憲法が文面審査と適用審査について、一般的な学説のそれと
異なる理解をしているのが原因なんじゃないかと思います。

法令が合憲でも適用上の問題が残る、ということまでは問題演習等で身に付けられても、

「適用審査こそ原則であり、法令違憲とは全面適用違憲のことである」

という命題にはもう意味不明な人もいるのじゃないでしょうか。
少なくとも、私の頭の中では革命がおきました。

簡単にいうと、
付随的審査制の下では適用審査こそが原則であって、適用審査の際に、法令が適用されうるありとあらゆる場合について適用が違憲になることが判明した場合(全面適用違憲)には、法令自体の違憲を宣言することになる、ということです。

そして、日本の法令違憲判決は、すべてこの全面適用違憲判決なのだ、という理解がされています。
この全面適用違憲は、法律そのものに欠陥があって、それがゆえに、ありとあらゆるケースで
適用が違憲になる場合をいいます。たとえば、目的が正当でない場合や、手段の目的適合性にかける場合などです。

さらに、適用審査において、自分にまで規制するのは法の網をかけすぎだ、
だから、自分に適用するのは違憲だ、というところから、
そもそも自分のような人にまで規制がかかるような法律は過度に広範で
法律そのものが違憲なんだ、という判断になったりするわけですね。

こういう話はロースクールの憲法の講義で行われるのでしょうか?
少なくとも私のローではなされませんでした。

しかし、これが要求されているようです。
ヒアリングはまさしくこの理解を求めていますし
なんといっても、明らかに自分の関心分野を出題し続けている青柳教授は
文面審査と適用審査という論文を書いているのです。

そこで我々としては、芦部先生にサヨナラをして
このような適用審査-文面審査の枠組みを知る必要があるように思います。
私は、憲法の争点の市川教授の論文や
高橋和之教授の「憲法判断の方法」で知識理解を入れて、
宍戸常寿准教授の法学セミナーの連載の第13回目で演習をしてみました。

とりわけ、和之先生の本の序章は司法研修所での講演の書き起こしなので
とても分かりやすいです。

悪魔のささやき

答案を書いたあとに、なぜこんな答案になってしまったんだ
どうしてこうなった…

と思うことがよくあります。

たとえば、文章の構造において
ABCをそれぞれ1つの文のまとまりだとして、
A→B→Cという流れで書くのが筋がよいのに
なぜかA→C→Bと書いてしまうことがあります。

また、ある解釈を提示するときに、根拠薄弱に理由を書かないことがあります。

他にも、自分で思っていることと違うことを書いてしまうこと
しかも、書いた後に、まぁこれでもいいか、と思ってそのまま流してしまうこと

などがあります。

自分の悪い癖です。
文章構造に属するものについてはそれほどの減点対象といいますか
マイナス要素にはならないとしても、
理由を書かないというのは致命傷になりかねませんし、
自分の頭の仲のロジックと不整合なことを書き連ねるとその後に答案で展開する論理と
不整合が生じて悲惨なことになったりもしそうです。

これが私の答案作成時における典型的な悪癖ですね。
これを改善することを常に意識して取り組んで行こうとおもいます。

しかし、なぜこんなことをやってしまうのでしょう?
理由を書かなくてよいという判断をしてしまう意味がわかりません…。
ローの試験でそれをやって、教授に、ここに理由があればA+だった、と言われたときはショックでした。
自分の頭がどうなってるのかわけがわかりませんね。

しかし、試験本番ではこれ以上にわけの分からない精神状態になっているわけですから、
そんな中でも、ホワイトアウト状態になっていようが、錯乱状態であろうが、
書くべきことを筋よくかけるくらいに、
もう頭じゃなくて脊髄反射のように、体に叩き込んでおく必要がありそうです。

行政法

桜井橋本行政法がついに改訂のようですね。

新しい判例も出ているし、ページ数も結構増量しているし、これは買換えかな。
いい本なんだけど、マーカーが裏映りする紙質の悪さが個人的に非情に残念なので
ここが変わってたらとてもうれしいんだけどな。

桜井橋本だけでも突破できそうな新試ですが
けれど、やっぱり桜井橋本だけだと怖い部分もありますよね。
行政行為の分類とか、ちょっと説明不足な部分がありますし。
問題演習とかやっていると、桜井橋本じゃ対応できないのもあって
これが本番じゃなくてよかったなぁって思うことがたまにあります。

それを何で補充するといいのかな。
やっぱり宇賀なのかなぁ。

最近

勉強時間がすくないです。
まずい。
これでは上位合格できない。

目標は2桁合格。
あわよくば1桁。
このくらいじゃないと判事になれない。
現実になれるかどうかは別として
このくらいの順位で合格できないようじゃ
判事としてやっていけないだろう。


今の勉強時間じゃ目標達成できない。
プライベートの充実に時間をかけすぎだ、最近。
それも大事だが
しかし、時間をかけ「過ぎて」いる。
過ぎたるは及ばざるが如し、と昔の人も言ってた訳で。

週60時間を切ったらダメだよね。
そして講義の予習復習・講義そのものの時間を除いて
12時間くらいは勉強時間を確保せねば。

今週はこれを目標に頑張る!

倒産法の受難

選択者は2番目に多い(今年は1860人)のに
全くもって演習書がないのはなんでなんでだろう?

法学教室の演習にもないし、
法セミでもありませんね。

山本先生たちの倒産法演習ノートは8月に出せたらいいな
という状況だとのことですし。

新司法試験までには演習ノートが出版されているとしても、
およそ2ヶ月先の期末試験をどうのりきったらよいのやら…。

百選で演習ができないわけではありませんが
やっぱりそれ相応の演習書は必要ですよね。


破産法・民事再生法

伊藤先生の第2版がようやく出ました。
頁数は増えたのですが、(先生がおっしゃるには内容は10ページ程度)
物理的な厚さは薄くなりました。
薄い髪を使用したようです。

最近の有斐閣 は百選に代表されるように妙にペラペラした紙を使っていますよね。
あれ、マーカーが裏写りするだけでなく(これだけで腹立たしいですが)、
後ろの頁の文字が透けて見えており、表の頁の文字と重なってしまうため
読む速度に影響を与えるんですよね、
速読の観点からは、文字は大きく、色は濃く、はっきりとしているほうが速度が出せるんです。
ノイズはすくないほうがいいわけで。
有斐閣さんには考え直して欲しいですね。

ぐわーっと

やっぱり答案構成をしているとき、論文を書いているときには
ぐわーっと頭が回って活性化しているなー感じる。
本を読むときについて、活性化させるための手法について考えて、
以前記事に書いたこともあるけれど、
やはり、答案構成や論文書くときに
自分の頭の中の知識を引き出して引き出して
それをざーっと整理して議論を構築するという作業をする際の活性化には全く及ばない。

やはり私は本を読むより問題をいっぱい解いたほうが力があがりそう。

サマクラ②

サマークラークですが、先日2つ目の採用通知をいただきました。
ありがたい限りです。

これで4大を2つ見てこれることになりました。
夏に勉強時間が削られるのは痛いですが
就活に有利と言いますし、
将来像をイメージしやすくして、勉強のモチュベーションアップにもなる、
ということで、頑張ります。

朝型

予習してたらこんな時間。
もう4時です。
明日は1限から講義があるので、寝てる時間が殆どありません。

こういうのはよくないですよね。
やはり朝型の生活にしないと。
講義にぎりぎり間に合う時間に起きるというのではなくて
朝起きてちょっと勉強してから学校へ行く
そんな生活リズムを作りたいです。

そのほうが絶対に勉強時間が増やせるし(午前中にどれだけ勉強できたがで勝負は決まると思う)
そうすると夜眠くなるから12時前にねれて健康にもよいし
試験も朝からなんだからそれにあわせたバイオリズムになれる。

なんとかして朝型にしよう。
そのためにちょっとスキームを作る必要がありますね…。

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