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修習開始前の準備

合格なされた皆様、おめでとうございます。

今日は、自分が去年、修習前に何をやればいいのかわからなくて大変だったので、今振り返ってやっておけばよかったことを書き連ねてみたいと思います。なお、民裁と刑裁は、修習の最初が裁判所(民裁刑裁問わず)であると、修習開始後すぐに導入起案がありますので、修習の最初が裁判所の人は、修習開始前にある程度勉強しておく必要があります。


1 民裁

要件事実の勉強をある程度やっておくとよいです。起案でいい成績を取りたければ、問題研究要件事実、類型別あたりの知識理解をきっちり身に着ける必要があります。大島「民事裁判実務の基礎」は、個々の要件事実の説明は薄いのですが、その分カバーしている範囲項目が広いことと、要件事実の考え方がよく説明してあるのでお勧めです。さらに、何らかの問題集で演習をしておくとよいです。

余力があれば民法の知識も復習しておくとよいと思います。

手続関係についてですが、法曹会「民事訴訟における事実認定」の書証のあたりを読んでおくと実務修習と導入&問研起案に役に立つと思います。ステップアップ民事事実認定を読んでおくと、実務庁での起案に役立ちますが、修習が始まってからでも十分かと思います。



2 刑裁

刑事裁判の実務修習及び起案における事実認定のために、「刑裁修習読本」という白表紙をよく読んでおくといいです。後は、起案のガイドという冊子が配布されますので、それを良く読んでおくとよいでしょう。読んだだけでは使いこなせないので、何からの素材で演習をしておくとよいです。たとえば、起案のガイドは第一審解説の参考記録を素材にしているので、これを素材に自分なりに起案してみるのもよいかと思います。

供述証拠の信用性の判断のためには、刑裁修習読本に加えて、刑事事実認定50選や刑事事実認定入門に目を通しておくのもよいと思います。

近接所持や殺意の認定、共謀の認定など重要なトピックは、刑事事実認定50選や刑事実認定入門、刑事事実認定-裁判例の総合的研究にも余力があれば目を通しておいた方が、より判断しやすくなると思います。

正当防衛や共謀共同正犯などは、刑法の知識をしっかり復習しておくとよいと思います。刑事事実認定50選も役に立つかと思います。

手続問題は、まずは第一審解説を読むことですが、それだけで出題される問題は全部解けるという訳でもないので、余力があれば教科書を読むのもいいかもしれません。ただ、あまり覚えているかどうかという問題が出るというより、条文操作と現場思考な問題という気もします。実務の手続の流れは第一審解説でしっかり把握しておいた方が良いです。



3 検察

終局処分の考え方という白表紙の通りに書かなければならないので、これを丸暗記するくらいに読む羽目になりますが、修習開始前に読む必要は(任検志望以外は)ないと思います。

刑法の知識(特に共謀共同正犯、各論)が非常に重要になってきますが、修習の最初が検察でないのであれば、修習開始前にやる必要はないかと思います。



4 民事弁護&刑事弁護

民裁、刑裁の準備をしておけば基本的に足りると思います。わからないことはその場で調べる環境が整っていると思います。


5 余談
個人的な感想ですが、やはり、修習前にガチで勉強している人というのは滅多にいないので、起案のために死力を尽くして勉強しなければAが取れないという訳ではありません。問題研究や類型別に書いてあることを間違うようではAが来ない、ということでもないようです。最後のモラトリアムですから、今しかできない貴重な時間の過ごし方も十分なされるとよいと思います。
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