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君が代のあれ

平成19年の重判にのってるアレです。

機会があって原文を読んだのですが、
憲法の学習上とても面白い判決ですね。
(君が代云々というのはおいておいて。)

多数意見は、そもそも原告の主張するところは思想良心の自由の保護範囲外
ないしは、思想良心の自由の介入行為ではないと捉えているようによめます。
補足意見でも、原告の主張するところは思想良心の自由の保護対象に「なりうる」
だとか、あいまいな論説になっていて、
結局、思想良心の自由の保護範囲に対する介入行為があったのかどうか
これを明らかにしてはいません。
介入行為があったのだとすれば、もうちょっとまともな正当化判断をするのが筋なように思えるので
介入行為はないと捉えているように読めます。
そして、権利侵害うんぬんを置いて、校長の職務命令が校長の裁量権行使として
不合理なものだったかどうかそれ自体を判断しているだけのように読めます。
(藤田裁判官反対意見では、多数意見を付随的制約と捉えており、そうすると、保護範囲に対する
制約自体はある、ということになるのでしょうが)

これに対して、藤田裁判官の反対意見では、思想良心の保護範囲の捉え方を多数意見と異にし
その結果、本件では保護範囲に対する介入行為、しかも直接的制約があるのだ、としています。
そして、そこから正当化の判断をしており、
そこでは、最終目的-中間目的という目的-手段の連鎖を踏まえた議論がなされています。
この藤田裁判官の意見はとっても勉強になりますね。
憲法の論証の方法の1例として模範答案なんじゃないかと思います。
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