スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

科目別使用教材-刑法

① 刑法総論講義案(司法協会)
わかりやすく書かれているので理解しやすい。まずスタンダードな考え方を身につけるのに良いと思う。足りない部分は他の本で補充すればよい。


② 刑法各論(西田)
すっきりまとまっているので使っていた。簡潔にまとまりすぎていて理解できない箇所もあった。行為無価値の人が使っても問題はないと思う。


③ 刑法(山口)
新司法試験として大事な話はかなり網羅されているように感じる。ただ、本の性質上、そこまで説明が丁寧ではなわけではない部分が多い。逆に言えば、この本で丁寧に説明されているような部分は超重要なことなのだろうと考えて、しっかり読んでおいた。


④ 大谷「刑法講義総論・各論」、井田「講義刑法学・総論」
辞書的に使っていた。井田先生の本はとてもよい本なんだろうなと感じるけれど、難しくて読むのに時間がかかると思う。個人的には、いきなりこのような学者の本を読むより、①を読んだほうが理解が早い気がする。


⑤ 刑法総論の思考方法・刑法各論の思考方法
問題の本質を探り出して、それに回答する、刑法の思考方法の修得のために。
著者のおっしゃるとおり、教科書の行間を埋める本。何度も読んだ。


⑥ LIVE過去問
解説がちょっとイマイチだと思う。少し批判的な目を持ちつつ読んだ方がいいかもしれない。


⑦ 刑法事例演習教材
時間がなくてあまり解けなかったが、特定の論点の発見(抽出)&分析(解釈)&解決(あてはめ)の訓練にはなると思う。旧試には出ていないが新試には出やすいだろうと思われる論点や、事実認定の勉強になるので、⑥を補完するものという印象。解説の性質上、法律構成の訓練には使いづらいので、法律構成の訓練(答案構成力の養成)は⑥の方がやりやすいと思う。


⑧ 百選&判例刑法総論・各論
最高裁判例や、重要な下級新判例に限定して読んだ。判例の考え方に近い見解で問題を解けるようにしておくと、本番の問題はときやすいように思う。



⇒ 刑法は、いろんな事実を積み重ねてあてはめるていくような、あてはめが長くなる論点がメインで出る。規範だけでなく、考慮要素・メルクマールがあるような論点(ex.共謀共同正犯と幇助犯、不真正不作為犯、事後強盗の強盗の機会など)。なので、そのような論点をしっかり勉強しておくことが肝要だと思う。
スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

ログヨミ様

修習でお忙しい中申し訳ありません。

どこの記事にコメントを書くか迷ったのですが、こちらで質問させてください。

現在未修1年で、刑法の総論と各論の授業が一通り終わりました。
刑法はなぜか漠然とした苦手意識があること、また、授業と並行しての問題演習を一切組み込んでこなかったため、春休み中に問題演習をすることを考えました。

その方法として、
①答案構成のみをして、論点抽出が出来るかを確認する。
②解く問題の文章化まできっちり行う。
③論文の優等生になる講座を解く。(手元にあるのは科目別編とH14・15です)
④えんしゅう本を解く。
といういずれかの方法を行う事を考えました。
①と②については新論文過去問集を使う事を考えています。

あまり手広く手を出しても中途半端に終わってしまいそうなため、絞りをかけたいと思うのですが、考え付いた方法が上の①~④でした。

勉強の方向性としていずれが正しいと思われますか?
私自身の現状としては、事案を見ても論点が分からない状態です。
論証についてはいわずもがな、でしょうか。

漠然とした質問ばかりですが、お時間のあるときで構いませんのでお答えいただけると幸いです。

Re: No title

>>雨さん
ありがとうございます。

まずが③で、旧試験のA答案というものがどの程度のレベルなのか
どういうところが評価されるのか、をざっくり探るのがよいと思います。

それで大体の司法試験における刑法の特徴を把握した上で
①を行うのがよいのではないでしょうか。
おそらくまだ時間のある時期だと思いますし、
まだまだ法律答案を書いた経験も少ないと思いますので
時間がとれるならできるだけ答案を書いた方がよいと思います。
ですので、たとえば、平成以降の事例問題については②にする
という工夫をなされるとよいと思います。

刑法は、旧試験の特徴に加えて
新司法試験では問題文が長文化したこと
事実をたくさんあてはめる論点が出題されやすくなったこと
下位規範やメルクマールのある論点が出ること
判例に親和な見解の方が書きやすいこと
他説を書ける必要はないこと
くらいのものですので
旧試だから新試と違うなどとはあまり思わずに
どんどん答案を書いて
徹底的に分析していくとよいと思います。

論点が抽出できないのは
各論点の典型的な事例が頭に入っていないこと
なぜそのような法律上の問題(論点)が生じてしまうのかという
問題(論点)が発生する理由が理解できないこと
あたりに原因があると思います。
その対策には、刑法総論・各論の思考方法などが役立つと思います。
論文問題を解きながらでも、
この問題で、どのような事実からなぜそのような論点が抽出されるのか
というところをきっちり思考して復習すれば
次回からはしっかり論点が抽出できるようになると思います。

No title

ログヨミ様

返事が遅くなり申し訳ありません

コメント有難うございます。
参考にさせて頂きます。
プロフィール

ログヨミ

Author:ログヨミ
判事補。
https://twitter.com/roguyomi34

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。