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考える作業を省略しない

本番まであと1か月とちょっとになりましたね。もう受験生のみなさんは、最後の総仕上げに入っていることだと思います。このあたりの時期では、とにかく今までの記憶喚起や、覚えるべきことを覚えこむことなどに多くの時間を割いていることだと思います。


それはそれで大事なことなんですが、ただ、考えるという作業を省略しないように気を付けるとよいですよ、ということだけ、ここでちょっとアドヴァイスしておきます。単純な暗記作業ばかりしていくと、法的思考力が落ちます。法律構成力が落ちます。しかし、本番で最も大事なのは、法的思考力、法律構成力だと思います。誰でも当然知ってるような知識があれば(択一で210点以上確実に取れるくらいの知識)、知識がなくて落ちるなんてことはないと思います。知らない論点がでて、それが書けなくたって、それだけで落ちるようなことはまずないはずです。誰もが当然知ってるはず(繰り返しますが択一で210点取れる人なら当然知ってるはず)の知識があれば、考える材料としてはそれで十分じゃないかと思います。それだけの材料があれば、その材料を前提として、法的思考能力・法律構成能力を駆使して、合格点に至る程度の議論ができるんじゃないかと思います。逆に、知識が膨大でも、それを使いこなす法的思考能力・法律構成能力がなければ落ちます。ですので、直前期の今だからこそ、思考する作業は止めないようにするとよいと思いますよ。私は、今の時期は答案構成をかなりたくさんやってました。


そして、今の時期には全国模試があると思いますが、それがうまくいかなかったり、いい評価がこなかったりしても、さほど気にする必要はありません。模試の成績は思考力よりも知識で決まるからです。思考力で決まる本番とは違います。現に、去年のTの模試で800番くらいだった人が、本番で2ケタに入ったりしています。


また、自分の立てた計画が試験までに終わらなかったり、やりたいと思っていたことを切り捨てざるを得ない、などといったことがこの時期には出てくると思いますが、それもそこまで気にする必要はないと思います。私も、全然終わりませんでした。今の自分の状況を十分に把握して、やるべき事柄に優先順位をつけて、上からやれるだけやっていけばそれでいいです。出題趣旨を見るととても要求レベルの高そうな新司法試験ですが、現実の合否の分水嶺は、出題趣旨以前のより基本的な事柄です。ちゃんと適用する条文を示し、その文言を正しく解釈し、解釈された規範の意味を正確に理解して、その理解を前提にこれにあたる事実をピックアップしてあてはめる、といった基本的なことが出来ている、出来ていない、で合否は決まっているように思います。ですので、今こそ、基本的知識の確認、正確な理解をこころがけてみてください。


この時期はとてもストレスがたまると思います。ストレスをできるだけためないように、発散する何かをするのはよいことだと思います。私は、とにかく苦痛を感じたりしないようにしようと思い、それまではかなり我慢していたことをあまり勉強に差支えにならない範囲でやっていました。漫画を買ってきて読んだり、映画を見たりということなどです。わき目も振らずに勉強してもストレスがたまらない人はそれでいいのでしょうが、そうでない人は、勉強時間が多少少なくなっても、ストレスを解消できる行為をした方が、勉強の質が高まって、試験の結果はよくなると思います。


後1か月弱でこの苦しみからも解放されます。頑張ってください。
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参考になりました!

基本の理解
法的思考訓練

この2つを軸に直前期がんばります♫

参考になる記事、ありがとうございますm(__)m

アドバイス感謝します!

久しぶりの更新ありがとうございます!
この記事に少し勇気づけられました。
択一はかなりとれるようになってるのに、論文がまだパっとしません。
条文の基本理解を軸に骨太の思考ができるよう、訓練続けていきます!

ありがとうございます

今、全国模試を受けている最中ですが、手応えが良くなくて、ヘコんでいたところでした。今回の記事にとても励まされました。
考える作業を怠らないようにして、残り1ヶ月間頑張っていきたいと思います。

No title

とても参考になります。
今年二振り目の者です。

よろしければ、超直前期(一週間前とか)の過ごし方についてもアドバイスをいただきたいです。

いつもためになる記事をありがとうございます。

4月からローに既修で入学するものです。

まとめノートをつくろうかと思っていますが、一から自分でつくるか、趣旨規範ハンドブックなどに自分でどんどん手をくわえていくかで迷っています。

一概にはいえないかもしれませんがログヨミ様がいま受験生だったらどちらの方法をとりますか?

記事にあまり関係ない質問で恐縮ですがアドバイスお願いいたします。

Re: 参考になりました!

>>devilsadvocate
ありがとうございます。

直前期だからこそいつも通りの勉強を。
特別なことをやろうとしないというのが大事ですね。
頑張ってください。

Re: アドバイス感謝します!

>>violaさん
ありがとうございます。
択一がかなりとれるのであれば、知識はそれなりに入っているはずです。あとはその運用方法。条文や条文と同視できるような原理原則を常に起点として、趣旨と文言をヒントに解釈する姿勢を忘れずに頑張ってみてください。

Re: ありがとうございます

>>大次郎さん
ありがとうございます。

模試は気にしなくてもよいです。
私も、昨年、民事系がダメでへこみましたが
本番では民事系が一番点数がよかったです。
そんなものです。

法的思考の訓練を毎日怠らずに頑張ってください。

Re: No title

>>なるさん
ありがとうございます。

試験1週間前だから特別なことをしていたかというと、私はそうでもありませんでした。年明けから論文メインでやってきていたので、択一の知識確認を直前期に回しており、それをやっていたのと、試験2日前に、答案の書き方の面で苦手意識のあった公法系の昨年の過去問をもう一度書いたこと、後は、それまでのまとめノートの確認、自分がいまいちその問題を解くにあたって思考方法なり知識なりを習得しきれていない論文問題の見直し、あたりでした。

基本的には、①新しいことはやらないというのと、②弱点の見直しをする、③基礎知識の再確認、という方針です。択一の知識確認も、何度も間違えた肢等に絞って行いました。弱点の見直しを効率的に行うために、直前期に見直すべき択一の肢や論文問題をそれとわかるように付箋を貼ったりしておいて、見直して理解できていればor理解できたら付箋を外す、という風にして、本番までにできるだけ多くの付箋を外すことを目指す、という感じです。③については、民訴の基本的概念の定義趣旨などの確認、刑法の構成要件の確認、刑訴の判例知識の確認、などをやっていました。

また、直前期は本当に苦しいので、勉強していて苦しいと思ったら休憩をとるとか、外に出て散歩してみるとか、1時間勉強したら好きな本を読んでいい、音楽を聴いていい、お菓子を食べていい、などというようにご褒美システムみたいのを作ったりなどと、出来るだけ勉強を苦痛にしないような仕組みづくりもしていました。

Re: タイトルなし

>>てつさん
ありがとうございます。

ロースクールで勉強を積み重ねるにつれて、力がどんどん上がっていくので、初期に作った論証は、試験が迫るころには見るに堪えないことになっている場合もあります。つまり、後で修正したくなるわけです。修正という観点からは、書き込み方式よりも、wordで作るのがいいんじゃないかと思います。私も、まとめノートを作った科目はすべてwordで作りました。薄い教科書をまとめノート代わりにすることも可能だと思います。たとえば、高橋憲法、桜井橋本行政法など。また、葉玉会社法100問もまとめノート化して使っていました。
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Author:ログヨミ
判事補。
https://twitter.com/roguyomi34

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